泉幸甫建築研究所

最近読んだ本

一冊目は、「合成生物学の衝撃」。
すでに、一から人為的に合成した生命体ができていることをご存知ですか?
その写真です。

この生物に親はいない、進化の長い系統樹から外れた全く特異な存在で、人間がデザインした人工のゲノムであるにもかかわらず、子孫にそれ受け継ぐことができる。SFのような世界。
いまや、コンピューター上で新たな生命のゲノムを設計するという、ダーウィンの理解を超えた世界が開かれようとしている。
そんな衝撃的なことを書いた本です。

内田樹さんの本はいつ読んでも新しい知の枠組みを開かせてくれる。
「人口減少社会の未来学」、人口減少は建築の世界にも大きな影響を及ぼすことは目に見えている。
若い建築設計を目指す人には是非読んでもらいたい本。
自分たちがこれからやらなければならないことは何か、このような本からそれは導かれるかも。
内田さんが編・著で人口減少に関していろんな分野からの視点が面白い。

白井聡さんの「国体論 菊と星条旗」。
友達に、何読んでるの?と聞かれて表紙を見せたら、ずいぶん右翼っぽい本だね、と言われたが、内容は読んでみないとわからない。
真逆なんだけど。
「論」なんです。
以前にも白井さんの本は紹介したことがあるが、「永続敗戦論 戦後日本の核心」の白井さん。

2018-07-05 | Posted in blogコメントする

今出ている雑誌

住宅雑誌「チルチンびと」2018年夏号に、
泉幸甫建築研究所で設計した住宅が掲載されています。

表紙の家がそうです。
興味のある方はご一読を。

2018-07-03 | Posted in blogコメントする

蔦屋敷

自宅から駅に行く途中に蔦ですっぽりと覆われた家があった。

郊外ならあり得るかもしれないが、豊島区は南長崎の駅の近く。

先日、多分区役所の人らしき方の立会いの下、この蔦の取り除き工事が行われていた。
蔦をはぎ取ったら正面はガラス戸で、中が見えるようになった。
建物は何と、かつて薬屋だった。
リポビタンDやアリナミンの箱が陳列ケースの中に並んでいた。

池袋から二つ目の駅の近くで、地価はそれなりにするはず。
空き家問題は郊外だけと思っていたが、
身近でも起こることになったようだ。

2018-06-21 | Posted in blogコメントする

Apartment鶉(じゅん)

2002年、目白に完成した集合住宅Apartment鶉(じゅん)です。
一昨日見学会があり、参加者の方が撮ってくれた写真です。
16年経ち、深みが出ていい感じになりました。

Apartment鶉にはビオトーブの池があり、池の中やその周辺にいろんな生物が生息しています。

今、水連の季節です。

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2018-06-11 | Posted in blogコメントする

この花、本物?

仕事場へ行く途中にある小学校の生垣にこんな花が今、真っ盛り。
花に光沢があり、一瞬、これ造花?と思わせるほど、ツヤツヤに光っている。

写真で見るよりもっと光沢があり、水中花のビニールで作った花びらのようだ。
しかも花びらは単調に中心から規則正しく並んでいる。
何かいやだなー、こんな毒々しい単純なものは造花に違いないと思い、触ってみたら、少し水分を感じた。
本物だった。

調べてみたらマツバキクというアフリカ産の多年草とのこと。
子供がいる場所だからこのような単純なものが分かりやすくていい、と考えて植えたんだったら、それはちょっと違うと思うんだけど。
まっ、好き好きだからと言ってしまわれると、答えに窮するんだけどね。

2018-06-07 | Posted in blog, 未分類コメントする

今、出ている雑誌

泉幸甫建築研究所で設計した建物「八雲」が
新建築社「住宅特集」6月号に出ています。

2018-05-25 | Posted in blog, 未分類コメントする

カクレキリシタン

京都に有斐斎弘道館(ゆうひさい こうどうかん)という建物がある。
江戸中期に皆川淇園(みながわきえん)という儒学者の屋敷。
現在の弘道館は、江戸から大正にかけて作られた和風の建物で、今や少なくなりつつある京屋敷を保存し、その景観や文化を守る活動をしている。
この建物を訪ねる機会があった。
まず驚いたのは、日本文化を守り広める活動の場所にもかかわらず、案内して頂いたのがチェコ出身の美人のクリスティーナさんで、日本語が達者で、日本文化もよく理解しておられる。
しかも展示というか、設えが、面白い。
仏壇があるんだけど何か変。

仏像でなく、マリア様が置いてある。
クリスチーヌさんが、「カ・ク・レ・キ・リ・シ・タ・ン」だって。

さらに掛け軸が床の間に飾ってある。

よく見ると、これ、藤田嗣治ジャン!
フジタを掛け軸か、面白い!

自由自在。 😛

2018-05-22 | Posted in blogコメントする

家づくり学校第10期

泉が校長をやっている家づくり学校、第10期の案内です。
大学を卒業し、多少の建築の経験のある人がもう一度学びたいということで、
多くの人が入学し卒業していきました。

おおむね1か月に1回ほど、4年間、座学もあれば見学もたくさん、それに修学旅行まであるという、楽しく、それでいて住宅設計の実践の本質を学ぶ学校です。
興味のある方は是非、是非。
家づくり学校

2018-05-03 | Posted in blogコメントする

滋賀へ Ⅴ 角大師

京都に行くと民家の玄関の上にこんなお札がよく貼ってある。

普通のお札とは違って、角が生えてるし、人を迎える玄関に貼るのはどうかなー、と思う一方、この鬼、ちょっと可愛くて、印象に残るものがある。
このお札はどのお寺で売っているのだろうと思っていた。
そうしたら、比叡山の横川(よかわ)の元三大師堂(がんざんだいしどう)に行ったら、突然目の前に例の”鬼”の石碑が。
気になっていたものがあった、ここだったのか!

良源というたいへん偉いお坊さんがかつて比叡山にいて、根本中堂を再建したりし、延暦寺中興の祖と呼ばれる人らしい。
その良源が疫病が流行った時に、鬼の姿に化して疫病神を追い払ったが、その時の姿がこのお札の元になったらしい。
良源は「角(つの)大師」とも呼ばれ、この魔除けのお札の名前の由来になった。
何となくお札の由来とそれを売っているお寺がわかって、一つ課題が終わった感じ。
ところでこの角大師のお札にはもう一枚、悪魔降伏というお札とセットにして売っていて、こちらは家の中に貼るものとか。

2018-05-02 | Posted in blogコメントする

滋賀へ Ⅳ 坂本その2

前回紹介した琵琶湖湖畔の町、坂本は比叡山のお坊さんの住まいがあったところ。
えっ?比叡山のお坊さんって、比叡山に住んでるんじゃないの?と思われるかもしれない。
僕もそう思ってた。
比叡山の山の中にいるお坊さんは修行中の人らしい。
山の上の生活は千日回峰などで知られるように「論湿寒貧」(ろんしつかんぴん)と言われる厳しいもの。
だから年を取って、体が弱ったお坊さんは下の温かいところに降りて住んだのが坂本。
山の上の方を「山坊」と言い、下の坂本を「里坊」と言ってたらしい。。
その坂本の里坊の街の石垣は、もちろん地元の穴太衆によって築かれたものだ。

その里坊の一つ「旧竹林院」を見た。
この庭がなかなか素晴らしい。
ランドスケープ的、庭園。

苔むした地面に美しい木漏れ日が落ちていた。

2018-04-26 | Posted in blogコメントする